スラッシュリーディング+リスニング 第133回(関係副詞のwhere)

スラッシュリーディング+リスニング課題文

In a paroxysm of despair I threw myself again upon the mattress, where, for about the period of a day and night, I lay in a kind of stupor, relieved only by momentary intervals of reason and recollection. (The Narrative of Arthur Gordon Pym of Nantucket by Edgar Allan Poe)

動画の後半部分でリスニング用音声が流れます。

うまく動画を再生できないときは、こちらをクリックしてください。

英文を前から読んでいくために、語句のかたまりを作ります。こんな具合に課題文をスラッシュ(斜め線)で区切ります(スラッシュリーディング)。語句のかたまりを意識すると、リスニングで英語の意味をつかむのが楽になります

In a paroxysm of despair/(主語が文頭にないときの主語の前)I threw myself again upon the mattress,/(関係副詞の前)where, for about the period of a day and night, I lay in a kind of stupor,/(過去分詞の前)relieved only by momentary intervals of reason and recollection.

スラッシュを入れる箇所は、こちらのページを参考にしてください。

語句のかたまりを前から訳していきます。

In a paroxysm of despair
絶望の激しい感情にとらわれて
I threw myself again upon the mattress,
私は再び、マットレスに身を投げた
where, for about the period of a day and night, I lay in a kind of stupor,
私はそこで、ほぼ一昼夜にわたって一種の朦朧状態で横たわっていた
relieved only by momentary intervals of reason and recollection.
ほんの束の間、理性と記憶が戻って一息つくこともあったが

課題文の和訳

絶望の激しい感情にとらわれて、私は再び、マットレスに身を投げた。私はそこで、ほんの束の間、理性と記憶が戻って一息つくこともあったが、ほぼ一昼夜にわたって一種の朦朧状態で横たわっていた。

関係副詞のwhere

今回の課題文では、関係副詞のwhereが使われています。この where は、前にある先行詞(主に「場所」)に説明を加えるものです。

関係代名詞・関係副詞の直前にコンマがない場合(制限用法)は後ろから先行詞に説明を加える形で訳しますが、今回の課題文のようにコンマがある場合(非制限用法)は先行詞に補足的な説明を加えるものなので、前から後ろに訳します。

例(制限用法):This is the house where we were born.→ ここが私たちが生まれた家です。

例(非制限用法):Kyoto, where many historical temples are located, is a popular tourist destination.→ 京都は、多くの歴史的な寺院がある所で、人気のある観光地です。

よかったらシェアしてね!
目次