スラッシュリーディング+リスニング 第71回(前置詞+関係代名詞)

スラッシュリーディング+リスニング課題文

There was plenty of time before her, and when James became her husband she would have abundant opportunity of raising him to that exalted level upon which she was so comfortably settled. (The Hero by W. Somerset Maugham)

動画の後半部分でリスニング用音声が流れます。

うまく動画を再生できないときは、こちらをクリックしてください。

英文を前から読んでいくために、語句のかたまりを作ります。こんな具合に課題文をスラッシュ(斜め線)で区切ります(スラッシュリーディング)。語句のかたまりを意識すると、リスニングで英語の意味をつかむのが楽になります

There was plenty of time before her,/(接続詞の前)and when James became her husband/(主語が文頭にないときの主語の前)she would have abundant opportunity/(前置詞の前)of raising him to that exalted level/(前置詞の前)upon which she was so comfortably settled.

スラッシュを入れる箇所は、こちらのページを参考にしてください。

語句のかたまりを前から訳していきます。

There was plenty of time before her,
彼女の前途には十分な時間があった
and when James became her husband
そして、ジェームズが彼女の夫になったとき
she would have abundant opportunity
彼女には機会がたっぷりあるだろう
of raising him to that exalted level
彼をあの高尚なレベルにまで向上させる
upon which she was so comfortably settled.
彼女がとても心地よく落ち着いている

課題文の和訳

彼女の前途には十分な時間があった。ジェームズが彼女の夫になれば、彼女がとても心地よく落ち着いているあの高尚なレベルにまで彼を向上させる機会がたっぷりあるだろう。

前置詞+関係代名詞

今回の課題文には「前置詞+関係代名詞」が使われています→ upon which she was so comfortably settled

「前置詞+関係代名詞」の意味をとるときのコツは、「前置詞の移動」と「先行詞の代入」です。

upon which she was so comfortably settled→ 前置詞+関係代名詞を本来の位置に戻します→ she was so comfortably settled upon which→ which に先行詞を代入します→ she was so comfortably settled upon that exalted level→ 彼女はあの高尚なレベルでとても心地よく落ち着いていた

最後に、関係代名詞節(「彼女がとても心地よく落ち着いていた」)が先行詞を修飾する形にします→ 彼女がとても心地よく落ち着いていたあの高尚なレベル

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