たかが that、されど that(スラッシュリーディング練習問題) 

今回の鉄則

that の役割を見極める

「前から読み」で英文をすらすら読みましょう!

課題文 33

He had hopes that he would soon make himself so indispensable that he would get someone to take him into partnership, and there was no reason why in a few years he should not be a rich man.(The Trembling of a Leaf by W. Somerset Maugham)

スラッシュリーディング練習問題

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英文を前から読んでいくために、語句のかたまりを作ります。こんな具合に課題文をスラッシュ(斜め線)で区切ります(スラッシュリーディング)。

He had hopes/(接続詞の前)that he would soon make himself so indispensable/(接続詞の前)that he would get someone to take him into partnership,/(接続詞の前)and there was no reason/(関係副詞の前)why in a few years he should not be a rich man.

スラッシュを入れる箇所は、こちらのページを参考にしてください。

語句のかたまりを前から訳していきます。

He had hopes
彼には希望があった
that he would soon make himself so indispensable
すぐに自分はあまりに欠かせない人物になるだろう(that は「同格の that」です/make oneself〜 = 「〜になる」/so は下の行の that と結びついて so〜that―の構文になっています/同格の that と so〜that― については「速読の鉄則」参照↓)
that he would get someone to take him into partnership,
[あまりに欠かせない人物になるので]誰かに自分を共同経営者にしてもらえるだろう(get ● to〜 = ●に〜してもらう)
and there was no reason
そして、理由はなかった
why in a few years he should not be a rich man.
数年後に彼が金持ちにならない(why は関係副詞です。why〜 は上の行の reason に後ろから説明を加えています)

課題文の和訳

彼には、すぐに自分はあまりに欠かせない人物になるので、誰かに共同経営者にしてもらえるだろうという希望があった。そうなれば、数年後に彼が金持ちにならない理由はなかった。

速読の鉄則 that の役割を見極める

接続詞の that は、英文を読んでいると、しょっちゅう出てきます。今回の課題文にも2つありますね。

1つ目は文頭の近くにあります。

He had hopes that he would soon make himself so indispensable that he would get someone to take him into partnership,

この that は「同格の that」です。that 以下の内容が直前の名詞とイコールの関係にあるので、「〜という」(●=名詞)という意味になります。

hopes = he would soon make himself so indispensable that he would get someone to take him into partnership

すぐに自分はあまりに欠かせない人物になるので、誰かに共同経営者にしてもらえるだろうという希望

「同格の that」の例文:There’s no evidence that she is alive.→ 彼女が生きているという証拠はない。

名詞の後ろに that が来るのは関係代名詞も同じです。ただ、関係代名詞の場合は、that〜 の語句が前の名詞に後ろから説明を加えています。

一方、同格の that は名詞とイコールの関係にあるので、関係代名詞の場合とは異なり、「〜という」(●=名詞)で意味をとります。

課題文にあるもう1つの that は「sothat―の構文」の that です。「あまりに〜なので―」という意味ですね。

例文:He was so sick that he couldn’t go to school.→ 彼はあまりに具合が悪かったので、学校に行けなかった。

こうした例文だと、あらかじめ so と that を探しながら読むので見落とすことはありませんが、長い英文を読んでいると、so を見落とすおそれがあります。so の存在に気づかないと、that〜 の意味がとれなくなるので注意しましょう。

「同格の that」と「関係代名詞の that」を混同しないようにしましょう。

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