長い前置詞句にご用心!(スラッシュリーディング練習問題)

今回の鉄則

長い前置詞句は「おしり」を捕まえよう & 動詞は頼れるガイド役

「前から読み」で英文をすらすら読みましょう!

課題文1

At last all was ready, and a half-hour before sunrise on Friday morning, August 3, 1492, this little fleet, with one hundred and twenty men and provisions for a year, sailed out of the port of Palos. (Christopher Columbus by Wilbur F. Gordy)

スラッシュリーディング練習問題

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英文を前から読んでいくために、語句のかたまりを作ります。こんな具合に課題文をスラッシュ(斜め線)で区切ります(スラッシュリーディング)。

At last(主語が文頭にないときの主語の前)all was ready,(接続詞の前)and a half-hour before sunrise(前置詞の前)on Friday morning, August 3, 1492,(主部が文頭にないときの主部の前)this little fleet,(前置詞の前)with one hundred and twenty men and provisions for a year,(コンマの後)sailed out of the port of Palos.

スラッシュを入れる箇所は、こちらのページを参考にしてください。

語句のかたまりを前から訳していきます。

At last
ついに(at last はイディオムです。イディオムはひとかたまりとして意味をとる必要があります。At last all とつなげないようにしましょう)
all was ready,
準備がすべて整った
and a half-hour before sunrise
そして日の出の30分前に
on Friday morning, August 3, 1492,
金曜日の朝、8月3日、1492年(動詞と一体化したイディオム表現でない前置詞は基本的に、その前で区切ります)
this little fleet,
この小規模な船団は
with one hundred and twenty men and provisions for a year,
120人の人員と1年分の食料と共に(with から始まる語句のかたまりは year まで続きます。「速読の鉄則1」参照↓)
sailed out of the port of Palos.
パロスの港を出航した

課題文の和訳

ついに準備がすべて整った。そして、1492年8月3日、金曜日の朝の日の出の30分前、この小規模な船団は120人の人員と1年分の食料と共にパロスの港を出航した。

速読の鉄則1 長い前置詞句は「おしり」を捕まえよう

前置詞句(前置詞から始まる語句のかたまり)は、短いときは for me のように2語だけです。こうした短い前置詞句の意味をつかむのは簡単ですが、今回の課題文にある with から始まる前置詞句(with one hundred and twenty men and provisions for a year)は長いので面倒です。

長い前置詞句が出てきたら、どこまでがひとかたまりなのかを考える必要があります。with one hundred and twenty men and provisions for a year を and の前で切らないようにしましょう。

and provisions for a year の後に sailed out of the port of Palos があるので、and provisions for a year を独立させて考えると訳せなくなってしまいます。sailed out of the port of Palos は、with の前にある this little fleet(主部)と結びつく述部だからです。

with からも切り離され、後ろの sailed out of the port of Palos とも結びつけないとなると、and provisions for a year は宙ぶらりんになってしまいます。

速読の鉄則2 動詞は頼れる案内役

英文が長くて構造が分かりにくい場合、動詞を見つけると意味をとるのが楽になります。

今回の課題文の場合、was と sailed が動詞です。

was は all と ready を前後に置いて、all was ready という語句のかたまりになっています。「すべて準備できた」という意味ですね。

sailed(出航した) の方は主部が離れているので、意味をつかむのが少し面倒です。何が「出航した」のかを前の方から探してみると、this little fleet(この小規模な船団) が見つかります。「この小規模な船団が出航した」わけです。

この課題文では、this little fleet と sailed の間に with one hundred and twenty men and provisions for a year が挟み込まれているので、主部と述部が離れてしまっています。

前から意味をとっていくときに、意味がつかみづらいときは、「前から読み」を「一時停止」し、動詞(述部)から主語(主部)を探してみてください。

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